新型コロナウイルスの解析、分散コンピューティングに参加してみた

連日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のニュースが飛び交っていますが、そんなコロナウイルスの解析に分散コンピューティング技術を使った医療研究プロジェクト「Folding@home」が対応したという記事をITmediaで知ったのでさっそく自宅PCでやってみました。

Folding@homeについて

米スタンフォード大学を中心としたタンパク質構造解析のため分散コンピューティングプロジェクト。ネット接続された世界中のコンピュータの処理能力を集めて巨大なスーパーコンピュータを形成し、アルツハイマー病、がん、パーキンソン病などの治療に関する解析やシミュレーションに活用している。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2003/15/news015.html

とのこと。それが今回「COVID-19」の解析にも対応したってわけ。NVIDIA の呼びかけに対して Intel も応答しているのが胸アツ。こういう事態に企業とか関係なくやっていくのホント素敵ね。

NVIDIAも呼びかけ

そういえばPS3の処理能力を使って参加できるって昔話題になったなぁ…2007年の話で、もう13年も前かよって衝撃受ける。。。

まずはツールをセットアップ

ここからツールをダウンロードします。使ってるOSで勝手に最適なインストーラーが表示されるのでそのままインストール。

画像はWindows版

使い方はRadditとかGitHubに落ちてるので読みながらセットアップ…。インストールから使うまですごくカンタンね!

セットアップを進めると「匿名にするかどうするか」聞かれるので、とりあえずAnonymous(匿名)を選択。

たぶんそう言うことやと思う

ベンチマーク?が始まる

セットアップが終わるとベンチマークが自動的に開始。CPUとGPUパワーがどんなもんか測定してるわけですね。

…と、思ったんだけど、もしかしたらベンチマークじゃなくて解析なうかも?どこかで「benchmark」って見た気がするけど、画面見る限り実行中っぽい。

WEB CONTROL画面

ちなみに私のPCスペックは Ryzen1700X に GeForce GTX1060(6GB) っていう、まさに2年前のミドルゲーミングPCレベルのスペック。フルHDでゲームするのは十分だけど、そろそろ レイトレ対応したグラボに変えて高フレッシュレートでゲームしたいなぁ…ってのは余談。

GPUは40%前後
CPU(論理16コア)はほぼ100%稼働

いざ解析!

無事100%終わって WEB CONTROL を見てみると…なぜか Loading で無限ループ🤔

無限ループなう

よーわからんので Client Advanced Control を起動して見てみると動いてないっぽい。とりあえずさっきの Raddit とか GitHub をもう一回見返してチームID(225605)をセットして再起動してみる。

するとプロジェクトIDが割り当てられてGPUが動いてる!(Running)

さりげなくAnonymous から変更もした

しかし割り当てられたプロジェクトIDは「11753」。COVID-19関連ではないプロジェクトIDのような…?🤔
ま、いっか!

誰でもカンタンに分散コンピューティングに参加できる

ドラゴンボールで例えたらまさに元気玉。みんなからちょっとずつ「気」を分けてもらって強い敵を倒す…。果たして GeForceCTX1060 程度のGPUパワーでどれほど貢献しているのか不明だけど、ないよりはマシでしょう。

暗号資産(仮想通貨)の演算にも、こういうGPUパワーが必要で(いわゆるマイニングってやつ)私も絶賛参加してましたが、ネガティブな話題もある中でこういった分散コンピューティング自体はすごく未来がある話だと思う。

あと余談だけど、この先5年以内に世界を変えるのはブロックチェーン技術だと思う。

お遊びみたいなPCスペックでも、たとえ1秒でも解析が速く終わる手助けができているなら、参加した意味はあるかな!

世界中の誰しもが幸せになるためにテクノロジーは存在する

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